更年期障害とは
閉経前後の女性ホルモンの急激な減少が原因で、心身に不調が現れることを「更年期障害」といいます。上手に乗り越えられる方も多いのですが、生活に支障を来すようであれば、ぜひ専門医での治療を検討してください。現在ではさまざまな治療法があり、そのほとんどが健康保険の対象です。
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婦人科
Gynecology
Menopausal outpatient
閉経前後の女性ホルモンの急激な減少が原因で、心身に不調が現れることを「更年期障害」といいます。上手に乗り越えられる方も多いのですが、生活に支障を来すようであれば、ぜひ専門医での治療を検討してください。現在ではさまざまな治療法があり、そのほとんどが健康保険の対象です。
更年期といえば、のぼせやほてりと思っていらっしゃる方が多いですが、その症状は実にさまざまで個人差も大きいため、最初は症状に応じた専門医を受診される方が多くおられます。しかし、これといった原因が見当たらずに巡り巡って当院に来られる患者様も少なくありません。
年齢が更年期に該当している時は、まずホルモン検査をしてみましょう。
下のチェック表は、簡略更年期指数(SMI)と呼ばれるもので、0点から100点で更年期症状の重症度を測る代表的な指標です。
症状の程度に応じてクリック(タップ)で選択し、結果表示ボタンを押してください。
あなたの更年期指数は
点
特に問題なく上手に更年期を過ごしています。これまでの生活態度を続けましょう。
あなたの更年期指数は
点
バランスよい食事や適度な運動を心がけ、健康的で無理のない生活をしましょう。
あなたの更年期指数は
点
更年期外来を受診し、最適な対処法(生活改善や薬物療法など)を相談しましょう。
あなたの更年期指数は
点
更年期外来での長期間の計画的な治療(ホルモン補充療法:HRTなど)が必要です。
あなたの更年期指数は
点
更年期以外でも各科の精密検査を受け、それに基づく専門医での長期・計画的な治療が必要です。
女性ホルモンのエストロゲンは生殖に関連するだけでなく多くの臓器に働きかけ、その役割も多岐にわたっているからです。体の内外からさまざまなストレスにさらされるこの年代は、体に不調が出やすい時期でもあります。女性ホルモンの急激な減少が最後の引き金を引いて、たまっていた不調が一気に顕在化してくるとも考えられます。
お話をうかがって経過や効果を確かめつつ、ホルモン補充療法、漢方療法などを組み合わせながら患者様一人一人にあった方法を探して治療してまいります。精神的な症状が強く、不眠が続いたり不安感や焦燥感が激しい場合は、睡眠導入剤や向精神薬の処方も検討します。
更年期症状の緩和にもっとも効果が高く治療の中心となるのがこのホルモン補充療法(HRT)です。急激に減少してしまったホルモンをお薬で補充しながら、更年期のソフトランディングを目指すイメージです。お薬の種類も、飲み薬、貼り薬(パッチ)、塗り薬などさまざまな形態があります。
HRTというと、乳がんリスクの増加などのデメリットが大きく取り上げられたせいか、抵抗をお持ちの方も多いようです。確かに使用するお薬の種類によっては生理様の出血があったり、女性ホルモンが悪化の原因となるがんや腫瘍のある患者様には用いることはできません。しかし、正しく服用し定期的にがん検診をしてリスクをコントロールすれば、症状の改善によって得られるメリットの方がはるかに大きいと考えます。
更年期障害にはHRTの他にもいろいろな治療法があります。詳しくは個々のページをご覧ください。
当院は、メノポーズカウンセラーのいるクリニックです。メノポーズカウンセラーとは「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」が認定する資格で、更年期障害についての成因・対応や女性の生涯にかけてのヘルスケアについて、医療はもとより健康法からサプリメントにいたるまで様々な情報を提供できるカウンセラーです。診療時に同席を希望される場合は、予約時にその旨お伝えください。
また、カウンセリング単独でもお受けしております(要予約)。その場合は自由診療となりますので、別途料金がかかります。予めご了承ください。
1時間 | 5,000円~ |
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